さて3番目の学校はコネチカット州のサフィールド・アカデミー.

ここは以前にタロー抜きで,両親だけで訪れた学校です.
詳しい学校の特徴などは以前に書きました.
実は私はこの学校を大変気に入り,
ぜひタローはここに入れたい!と思っていました.

規律正しく,施設やカリキュラムから
学校側の教育に対する意欲がすごく伝わるんです.

服装や食事時の席順などを学校から指定される,というのも
古き良きプレップスクールという感じで
私には好ましかったですね.

しかしタローには不評.
「毎日ネクタイなんてやだよお」
「食事は気に入ったヤツとしたいよ」などと
どうでもいいことばかり気にするんですよね.

「このカリキュラムじゃ僕には物足りないよ」
とか親がうっとりするような事を
たまには言ってくれないものだろうか・・・とため息がでます.

面接担当者は若い女性でした.
これがまた非常にかんじの良いすてきな方で,
この人にはタローもかなり好感を持って
楽しく話せたようです.

しかし両親のインタビューのとき
突然夫が妙な質問をしたんですよね.

「息子がもしこの学校に合格しなかったら,
私達は他の学校を探さなくてはなりませんが,
結果がでるのは3月でしょう.
その時点ではほとんどの学校の募集は終わってるし,
帰国も間近でとても探せません.
今の段階で面接の結果を教えていただくことはできませんか?」

何を言い出すやら.びっくりしました.
案の定面接官は非常に困った表情に.
「それはこの場で言えません.」と
至極もっともなお返事がかえってくるだけでした.

息子に合いそうな学校を他にご存知ですか,というならともかく
この質問の仕方はちょっとまずいのでは?と不安になりました.

夫もこの学校が気に入ったらしく,
なにかアセリがでてしまったようです.
後で反省しておりましたが.

次回は4校目.
マサチューセッツ州のウィリストン・ノーザンプトン・スクール.
ボーディングスクールのモデル校です.