タローが帰国中のため家族旅行にでかけておりました。
しばらくは更新をサボりがちになるでしょう。
さてフェイスクールでも日本人学生を一人紹介してくれました。
タローと同じ学年のその男の子は、やはり東京の有名私立校から
編入してきた子でした。
『なぜジュニアボーディングスクールにきたの?
日本の子は普通、中学を卒業してから10年生として
ボーディングスクールに入るでしょう?』
と私は質問しました。
すると彼は
『僕は前からアメリカで自分の力を試したいと思っていました。
だったら、できるだけいい学校に入ってやろうと考えたわけです。
アンドーバーとかディアフィールドとか。
そうすると中学でこの学校に入って
準備したほうが絶対有利だなと思って。』
私達はもう、一家でひれ伏したくなりましたね。
なんたる向上心!自立心!健全な野心・・・といいますか。
私達はどうも頼りないタローを自立させるべく
親元から離そうとしていたわけですが、
もしこんな子供だったらあえて『自立』なんて
考えなくてもよさそうですね。
で、やはり彼の成績はかなり良いようでした。
しかし私達は、もし合格してもタローはこの学校に
入ることはないだろう、と早々に結論をだしていました。
やはり本人が何か違和感を持っているということ、
通常より一年長い寮生活になるということ、
さらにここは授業料が高いので有名だということ、からです。
ま、全部落ちたら潔く日本の公立中学校に行って
普通に受験しましょ、と話しつつフェイを後にしたのでした。
次はガバナー・ダマー・アカデミー。最後のインタビューです。